寒い季節は洗い物をお湯で行う方も多いと思いますが、気になるのが手荒れ。
手荒れを防ぐために洗い物をしないのがベストですが、そんなことも言っていられませんよね。
【そこで今回は、洗い物で手が荒れる原因や、手荒れを防ぐ方法についてご紹介していきます。】
現在ツライ手荒れで悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてくださいね。
洗い物で手が荒れる原因はコレ
【洗い物で手が荒れる原因は、食器用洗剤や水を使うことによりお肌を保護する重要なバリア機能が低下することです。】
私たちが日常で使用している食器用洗剤は、食器についた汚れをきれいに落とすという便利な役割が。
しかし、食器用洗剤は食器汚れだけでなく、残念ながら手の皮脂や角質までも一緒に落としています。
洗い物をする機会が多くなればなるほど、お肌に必要な皮脂が奪われ手荒れになりやくなるというわけです。
水よりもお湯の方が荒れやすいって知ってた?
【お湯で洗い物をすると毛穴が開いて、お肌に必要な皮脂まで落ちやすくなり外部からの刺激をお肌が受けやすくなります。
さらに冬場は空気も乾燥しているため、お湯で洗い物をすることで皮脂が蒸発しやすくなり手荒れがひどくなりがち。】
油汚れがひどい洗い物にお湯を使ったほうが汚れが落ちやすくなるのは、お湯に油分を落としやすいという性質があるから。
使うお湯の温度が高くなるほど、洗浄力も高く油分を落としていくため使うお湯の温度にも注意が必要です。
手荒れが起こりにくい洗い物のやり方3つ
【洗い物で手荒れを起こりにくくする最大のポイントは、いかに水に触れる時間を少なくするかということです。】
汚れがひどいものはつけ置きをする・油汚れはあらかじめ紙でふき取るなどして水や洗剤に手が触れる時間を極力少なめに。
また、手荒れが起こりにくくなる方法として
1.洗い物後はハンドクリームで保湿
2.手荒れ予防のためゴム手袋を使用
3.お湯ではなくぬるま湯で洗う
上記のことを意識すると良いでしょう。
洗い物の後は必ずハンドクリームでケア
【洗い物をすると手の皮脂まで落ち手荒れにつながるため、しっかりと水気をふき取った後はハンドクリームで必ずケアをしましょう。】
ハンドクリームも種類が豊富にあるので、自分の手荒れの症状にあっていないものは悪化することも。
手荒れの症状が乾燥であれば尿素が配合されているもの、軽度であれば高保湿のものといったようにまずは自分の手荒れの症状を把握することが大切です。
【水仕事を頻繁にする機会がある方は、通常のハンドクリームよりも撥水性がある水に強いハンドクリームがおすすめですよ。】
乾燥タイプの肌荒れには「尿素配合」が効く
手荒れでお肌が乾燥して固くなってしまったという場合は、尿素配合のハンドクリームがおすすめ。
【尿素には乾燥により固くなってしまった角質を柔らかくし、お肌のターンオーバーを促進させるという効果が。】
尿素配合のハンドクリームの中でもおすすめなのが、第3類医薬品の『ケラチナミンコーワ20%尿素配合クリーム』
乾燥で固くなった部分にのみ塗るのがポイントですよ。
硬くなった足のかかとにも使えるので、全身すべすべにできそうですね。
ひび割れ、あかぎれには「ビタミン配合」が効く
【ひび割れ、あかぎれといった手荒れの症状にはビタミンE、Cが配合されているハンドクリームがおすすめ。
ビタミンEにはあかぎれを改善するために指先まで栄養や血液が運ばれる効果、ビタミンCには治癒力とお肌のターンオーバーを促進させる効果が。】
ひび割れやあかぎれに悩む方に人気のハンドクリームが、『ユースキン』。
ビタミンE、Cはもちろん、お肌や粘膜を健康に保つ役割があるビタミンB2も配合されている優れもの。
保湿効果の高いヒアルロン酸も配合されているので、保湿効果もバッチリですね。
そこまで酷くない場合は「保湿系」が効く
ひび割れまではいかない軽度の手荒れであれば、保湿力が高いハンドクリームがおすすめ。
手全体をしっかりと保湿していきましょう。
保湿力が高いハンドクリームとして人気なのが、フェルゼアの『ビューティーハンドクリーム』。
お肌のうるおい効果が高いコラーゲンと、透明感アップパウダーが配合されているためハンドクリームを使用すると透明感がアップ。
【より保湿効果を高めるために、ハンドクリームは手で温めてから塗るのがポイント。
指先まで1本1本丁寧に塗っていきましょう。】
ゴム手袋を使って洗い物
手荒れを防ぐためにゴム手袋を使用するのもおすすめです。
【ゴム手袋を使用することで食器用洗剤やお湯に手が直接触れることがないため、お肌を守る効果が。】
厚手のものと薄手のものの2種類があるため、使いやすい方を選びましょう。
厚手のゴム手袋を使用する場合は中に自分の皮脂や雑菌が残ってしまうため、使用後の面テンスが必要です。
何もせずにゴム手袋をそのまま放置しておくと、中が雑菌だらけに。
その状態のまま使用すると雑菌が原因で手がかぶれる場合もあるため、十分注意しましょうね。
ぬるま湯で洗う
前述したとおり、洗いものでお湯を使うと手荒れがひどくなりがち。
私たちの手には皮脂があり、外部からの刺激から守るという大切な役割を担っています。
しかし、洗い物でお湯を使うと油を落とすというお湯の性質から手に必要な皮脂までどんどん奪い去り、乾燥・手荒れへとつながります。
さらに食器用洗剤との相乗効果でお湯での洗い物の時間が長くなるほど、手へのダメージは大きく…。
では、冷たいのを我慢して水で洗えば良いのでしょうか?
寒い季節に水で洗い物を長時間すると手先が水で冷え、血行不良に。
長時間手が水に触れることでアカギレになりやすく、こちらも手荒れの原因へ。
【手荒れ防止のためにも、ぬるま湯を使うようにしましょう。
ぬるま湯は熱くも冷たくもないため、手への負担が一番少なく済みます。
ベストなぬるま湯の温度は自分の体温よりも、少し低め。】
手荒れが気になる方は、今日からすぐにぬるま湯を使うようにしてくださいね。
洗剤を変えると手荒れがマシになるケースも
洗浄能力が高い食器用洗剤はその分、お肌への負担も大きく手荒れへとつながります。
【界面活性剤は油汚れに強く洗浄能力が高いですが、その分お肌に必要な皮脂まで落としてしまいます。】
そのため、手荒れが気になるという方は界面活性剤が配合されていない洗剤を使用がおすすめ。
特に人気が高いのが『シャボン玉台所用せっけん』。
界面活性剤が一切含まれていないため、使用することで手荒れが改善したという方も。
とにかく手に優しい洗剤を使いたいという方におすすめですよ。
また、最近では市販のものでも、洗浄能力が高く手にも優しいといった食器用洗剤が多く販売されています。
市販のもので人気があるのがキュキュットの『ハンドマイルド』。
界面活性剤は配合されていますが、手に優しいと評判。
この他にも洗浄力が高く手にも優しいといわれている食器用洗剤は多くあるので、自分のお肌に合うものを選んで使用してみましょう。
洗い物における手荒れの原因を知って予防・対策を忘れずに
【洗い物における手荒れの原因は、食器用洗剤に含まれる界面活性剤とお湯。
どちらも洗浄力が高いというメリットがありますが、洗浄力が高い分お肌にとって必要な皮脂まで落ち手荒れへとつながります。】
手荒れを防ぐ方法は
1.洗い物の直後はハンドクリームでしっかりと保湿
2.ゴム手袋を使用し洗剤やお湯に触れない
3.お湯ではなくお肌に優しいぬるま湯にする
といった3つの方法がおすすめ。
食器用洗剤をお肌に優しいものに変えることで手荒れが緩和する場合も。
実践しやすいものから取り入れ、手荒れとは無縁な美しい手を目指しましょうね。